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  • 2021.04.12 お知らせ

    エールフロムアーティストプロジェクト

    昨年12月31日に応募締め切りだった「エールフロムアーティストプロジェクト」という熊本市の企画。人形パネルのデザインをひとり4点まで応募可能で2020年最後の制作でしたが、幸い4点が採用されました。人形パネルは、感染拡大防止対策として各種ホールの入館者制限での空席に設置されるそうです。早速4月11日の市民会館で使用されていました。熊本市現代美術館のホームページでも詳しく紹介されています。

    2021.04.2 哲子の部屋

    熊本城長塀通り

    桜の頃にたまたま通りかかった長塀通り。モノトーンの長塀と芝の緑に優しい桜色、思わずテンションが上がりました。熊本地震で被災した熊本城の長塀も数カ月前に復旧工事が完了とのニュースを聞いた記憶がありますが、ゆっくり眺めるゆとりもなかったのです。年度末にかけての仕事が一段落して、少し気持ちの余裕が出てきた頃でした。新たな気持ちで新年度が迎えられるのも、3月のあの桜のおかげなのかもしれません。

    2021.02.15 哲子の部屋

    選択制夫婦別姓

    数年前に再婚した私は、現在3つ目の姓(戸籍上)を持ち、旧姓のまま仕事を続けている。離婚後も旧姓に戻ることなく“ひとり中川家”を創設した私。結婚しようとしまいと私は私、それなのに婚姻届は夫・妻どちらかの姓で提出しなければならない。「中川哲子デザイン室」という屋号でこれまで頑張ってきたのに…結婚によって姓を変えなければならないのか? なぜ夫婦別姓がダメなのか? 通称で「中川」を使いつつも、通帳、クレジットカード、保険証、免許証、パスポート…公的な書類は全て戸籍上の氏名の記載が求められる。なかには名義の書き換えに費用がかかる場合もある。それなのに「通称でも不便はないでしょう」というような発言を耳にすると腹が立つ。同姓でも夫婦は離婚するし、家族の絆が「姓」によって左右されるとは思えない。今の最高裁判事も国会議員も大半が男性、この議論が一向に進まないのもうなずける。多くの男性にとっては何の不都合もないのだから。男女共同参画、女性の活躍が…と声高に叫ばれても、組織のトップの“女性蔑視発言”で大混乱する日本。選択制夫婦別姓すら認められないこの国では、これからも同様の失言がこれまた普通に繰り返されるのだろうかと思うと、やはり残念でならない。

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