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  • 2024.05.23 哲子の部屋

    江藤家住宅展示室

    展示室の2Fには、江藤家で使用されていた紋付の調度品など様々なものが展示されています。その中に直径90cmの大きなザルがあります。どれも昭和初期に製作されたものです。このザルを何か展示に使えないか?ということでパネルのフレームとして活用してみました。地域学習で学んだ小学生から寄せられた作文の一部を紹介しています。熊本地震後の復旧工事を見学した児童の中には「将来の夢が決まった。ぼくは大工さんになる!」と、頼もしい内容もありました。今後この展示室が『地域の宝』を知るきっかけになってくれることを願っています。

    2024.03.3 お知らせ

    熊本大学情報融合学環

    今年4月いよいよ熊本大学に「情報融合学環」が誕生します。昨年から新聞広告やフライヤーなど数回制作しています。2月28日・29日に開催された「くまもと産業復興エキスポ」にも熊大のブースが設けられパネル制作をしていたこともあり行ってきました。半導体関連企業が多数出展する中、県内の高校生も学校単位で参加するなど企業のみならず、教育関係者にとっても非常に関心の高いイベントだったようです。

    2023.12.31 哲子の部屋

    江藤家住宅(展示室の準備その1)

    12月28日は年内最終日、この日私は江藤家住宅の小屋(展示室)の中にいました。建物は幕末から明治初期に建てられたものです。熊本地震後に解体され蘇った小屋は、江藤家住宅のことが分かる、学べる空間として2024年3月に完成予定です。私たちは展示パネルについても江藤家で保存されていた 番重(もち箱・小屋は戦後食品加工の工場として稼働していた時期もある)をフレームとして再利用することにしました。番重は木製で、すでに80年近く経過していましたが、江藤家の歴史を伝えるものでもあります。7月、江藤家住宅まもろう会の皆さんによる清掃作業からはじまり大工さんによる補修、造形作家による塗装・加工仕上げを経て、私は中身のパネルを制作。半年かけて35枚の展示パネルが完成しました。処分寸前だった、ボロボロだったあの番重がとても美しく、誇らしく蘇ったのです。関わった皆さんが一つひとつ丁寧に作業をしてくださった賜物です。この空間全てが完成したら…と思うと2024年の大きな楽しみです。乞うご期待!

     

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