熊本地震以来、天守閣の近くまで行くのは初めてでした。復旧工事の進み具合も気になるところ。大人500円のチケットには、加藤家と細川家の家紋が赤金でエンボス加工（浮き出し）が施されシンプルながら凝った仕様。夜間の冷んやりとした空気の中、特別見学通路からは圧巻の光景が広がっていました。見事にライトアップされた天守閣、櫓、石垣、曲輪の木々…私は予想以上の美しさに興奮してしまいました。観光客ならずとも足を運ぶ価値あり。熊本城はやっぱり凄い！

子供の頃、父に連れられ訪れた崎津教会。内部に敷き詰められた畳の空間に私はとても驚いたことを覚えています。鮮やかなステンドグラス、中央の祭壇、赤い絨毯、そこにどうして畳なんだろう？と思ったのでした。そんな昔の記憶を重ねながら制作してきた写真集、世界遺産の里「﨑津」がこのほど完成しました。もう書店に並んでいる頃でしょうか。写真と文は小林健浩氏。この10年間の貴重な﨑津の風景と暮らし、祈りの光景が見事におさめられています。

※「カトリック崎津教会」の「崎」は地名の「﨑」とは違うということで、このように表記しています。

高校生にとっては、進路について例年より不安を抱えている生徒が多いと聞きます。確かに大学のオープンキャンパスも大きく様変わり。自分の目で見て実際に確かめたい！と思っていた方には少々物足りないかもしれませんが、今やWeb上での情報収集は不可欠。熊本大学でも「高校生応援プロジェクト」として、様々な情報がスマホで手軽に入手できるようになっています。そんな高校生のためのチラシを制作しました。もしも学校で手にしたらQRコードからアクセスしてみてください。未来につながる何かが見つかるかも？　イラスト：山本修生