『熊本大学による調査・発掘と博物館の立ち上げ』

熊本大学黒髪地区にある「化学実験場」、ここは国の重要文化財に指定されている貴重な建物です。現在「恐竜化石コラボ展」がこの館内で開催されています。熊本大学理学部と3館（御所浦白亜紀資料館・御船町恐竜博物館・甑ミュージアム準備室）とは深い関わりがあるとのこと。先日私が観に行った際は、“恐竜大好き少年”がお母さんに熱心に説明しながら見学していました。なんとも微笑ましい光景でした。きっと彼は将来研究者になるかもしれません。

※化学実験場は会期中（2023年12月20日まで）の限定公開です。化学実験場の入口から右手にある階段教室も趣のある空間で、ここも自由に見学できました。

熊本大学五高記念館presents「五高龍南健児のくまもとライフ」が開催中です。蔦屋書店 熊本三年坂（地下1階イベントスペース）6月20日まで。会場に展示されているA0サイズのパネル9枚を作成しています。大正、昭和と「第五高等学校」に学んでいた生徒たちの姿を多くの写真とともに紹介しています。五高生の制服とマント（レプリカ）も展示されているので必見です！

江藤家住宅の展示計画に関わる中で地域のお祭として紹介することになっているのがこの“御幸祭”。なんと10年に一度行われているということで興味津々。果たしてどんな祭なのか？私は取材も兼ねて夜明け前から大津町下陣内地区の公民館を訪ねると、すでに5時前から準備を始められていた地区の皆さんで一杯。大名行列も行われるとあって裃姿で腰には刀の方々、白塗りでメイクの順番を待つ奴役の方々、裏方として奔走されている世話役の皆さんなど数十名がひしめき合っていました。神事（御幸式）が行われる窪田阿蘇神社へ向かう前に、恒例となっている江藤屋敷の前庭で集合写真を撮影しました。江藤家の資料にもこの写真が代々残されています。地域で長年受け継がれたきた祭事に縁あって触れることができ、本当に充実した1日でした。“御幸祭”の全体像も含めて展示パネルで紹介していく予定です。