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  • 2022.08.13 お知らせ

    スピリット・オブ・チック・コリアバンド

    初めまして
    6月から「中川哲子デザイン室」の3人目のスタッフとして加わりました本田史郎です。若い頃から音楽好きで、高校時代はバンドを組んでベースを担当していました。今も、休日には好きなミュージシャンのコンサートに足を運びます。昨日は、県立劇場で「スピリット・オブ・チック・コリアバンド」のライブを楽しみました。チック・コリアは、ジャズピアニストのレジェンドと言われる伝説のミュージシャンです。去年2月に亡くなり、その薫陶を受けた天草出身のマリンバ奏者ミカ・ストルツマンさんや、夫のクラリネット奏者リチャード・ストルツマン、これまたドラムのレジェンド、スティーブ・ガッドなど錚々たる顔ぶれのメンバーが揃い、チック・コリアのナンバーで故人をしのぶ演奏を繰り広げました。
     
    実は、私ジャズのコンサートを聴くのは初めての体験で、どんな姿勢で楽しんだらいいのか戸惑いながらの一夜でした。席は幸運にも前から2列目のほぼ中央という絶好のポジション。
    ほぼ正面に憧れのスティーブ・ガッドのドラムが鎮座ましましています。(写真は開演前)
    ライブは午後7時ぴったりにスタート。まずミカさんのMCで今夜の曲目の紹介などが行われ、いよいよ開演です。曲目毎に編成が変わり次々とチック・コリアの世界が披露されます。マリンバの音色を生で聴くのも初めて。その深みのある柔らかで芳醇な音色は静かに体中に染み渡ります。そしてスティーブ・ガッドの無駄な力の抜けた、それでいて要所では77歳とは思えない力強い一撃が体を揺さぶります。リチャードのクラリネットも亡きチック・コリアの魂に寄り添うかのような優しい音色で会場を包み込みます。
     
    なんと贅沢な夜だったことでしょう。もちろん、新アルバムCD「Spirit of Chick Corea」を買って帰り、帰宅後はその夜のステージを再体験しました。
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